活性酸素もフリーラジカルの仲間
以前からテレビや雑誌などでよく見かける「活性酸素」とはどんなものでしょうか?
「体をサビつかせるもの」「体内の細胞を酸化させるもの」と説明されたりして、
体の健康に悪いものという印象をもたれていると思います。
この活性酸素はフリーラジカルの仲間で、「不安定で、反応性が高い酸素」という意味で
こう呼ばれています。
細胞の中のミトコンドリアの中で栄養分が酸素によってエネルギーに変えられるという話を
前回いたしました。
このエネルギーが生み出される過程で、酸素から生まれるフリーラジカルは2種類あります。
ひとつは、「スーパーオキシドラジカル」、もう一つは「ヒドロキシルラジカル」です。
これらは酸素をもとになって発生するフリーラジカルといえます。
また、この過程ではフリーラジカルではありませんが、「過酸化水素」という化合物を
生み出されます。
この過酸化水素は体の中に存在する鉄分などと反応して、ヒドロキシルラジカルを
生み出します。
フリーラジカルの発生源となるわけですから、その意味では、フリーラジカルの仲間と
いえるものです。
この三つに、エネルギーが生み出される過程とは関係なく、光による化学反応などに
よって発生する「一重項酸素」という酸素由来の分子を加えて、「活性酸素
」と呼んでいます。
つまり活性酸素とは、ミトコンドリアでのエネルギー生成の過程で生まれた
「スーパーオキシドラジカル」「ヒドロキシルラジカル」「過酸化水素」と
関係なくできた「一重項酸素」をまとめて活性酸素と言っているわけですね。
次回は、この4つの活性酸素の中で一番酸化力が群を抜いて強く、健康への害の大きな
「ヒドロキシルラジカル」についてお話させていただきます。

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